Vol.1 本田圭佑選手が所属しているVitesseが面白い
クラブを知ってアイデアを得ようシリーズ Vol.1
SBV Vitesse
2019年11月6日。本田圭佑選手がVitesseと2020年6月までの契約を締結。
Vitesseには過去に、ハーフナーマイク選手、太田宏介選手、安田理大選手が所属。
オランダプロサッカーリーグ1部エールディヴィジに所属
AFCアヤックス、PSV、フェイエノールトなど多くの名門クラブが所属
板倉滉選手が所属するFCフローニンゲンも同リーグである
2019年7月15日に現在のメインスポンサーである
オランダ野外博物館とバーガーズ動物園とメインスポンサー契約を締結。
Vitesseの2019/2020年度のホーム観客動員数は14,839人。
J1リーグだと、清水エスパルスよりも下でサンフレッチェ広島よりも上。
以下はVitesseが取り組んでいる面白いなと感じた取り組み。
取り組み① BIG3専用のチケット価格
通常試合時のチケット価格は最安値17.00ユーロ、最高値51.50ユーロ。
一方、ビッグ3(AFCアヤックス、PSV、フェイエノールト)との試合時は
最安値22.00ユーロ、最高値67.00ユーロ。大きな違いがある。
日本ではダイナミックプライスを導入しているクラブがあるがどちらが良いんだろう。
個人的には行くときに価格が違うのは抵抗がある。
ダイナミックプライスを導入できないクラブはチームを選択して
まとめて価格をあげるのは有効な気がする。が、アウェイからは来ると思うが
逆に地元のライト層が価格が値上がりしたことで来なくなる可能性がある。
チケット価格を設定するのは本当に難しい。AIに任せれば楽なのかな。
取り組み② 35歳以下青年実業家限定のコミュニティ
20歳~35歳までの実業家のみ加入できるコミュニティをVitesseが運営。
指定のビジネスシートやビジネスラウンジに招待されるだけでなく、
複数回行われるVitesse主催の会議に出席することが可能。
年会費950ユーロのコミュニティ。
クラブにとって低コストかつ高収入の仕組み。
入会した実業家は横の繋がりや、接待のためにVitesseを使用できる。
日本でも青年実業家や繋がりを欲しがっている人は多いはず。特に若者。
スポンサー企業との交流会なども開ければ面白いかも。
大学生のコミュニティ作ってスポンサー企業と結ぶのもあり。
グループワークなど行う実務を絡めた教育システムをコミュニティに導入し、
人材育成をしてクリエイティブな人材を育成。スポンサー企業と結ぶ。
クラブ側のメリットは、スポンサーメリットとして提供でき、
そのコミュニティの支援金として別途追加でお金を上乗せできるのでは。
取り組み③ 軍を称えるイベント
2007年から毎年行っている“Airborne-wedstrijd”という退役軍人を称えるイベント。
特別価格でチケット販売、試合前のバグパイプの行進、特別Tシャツの販売など
日本でも自衛隊やアメリカ軍などが県や市とコラボしてイベントを行う
ということは多いと思うが、スポーツとのコラボはあまりないような。
いっそのことスタジアムに戦車とか装甲車とか高機動車をもってきて
展示してます!みたいに出来たら迫力あるな。
まず戦車をそういう目的で移動させれるのか問題があるけども。
自衛隊の災害時での働きにお礼を言う日として町、市、県を巻き込む。
けど、どうイベントとして成り立たせるか。
クラブと自衛隊が直接コラボするのじゃなくて市や町と協力出来たら、
教育委員会経由で学校とのコラボができそう。
以上。